さいたま市在住の洋画家・宮崎次郎さん（45）の個展「希望 ー ESPOIR（エスポワール）」が20日、神戸市中央区の大丸神戸店の美術画廊で始まった。入場無料で26日まで。 宮崎さんは日本大学を卒業後、97年に文化庁派遣芸術家在外研修員としてフランスに渡り、油絵を勉強。ニスを溶かした絵の具を使って絵に光沢を出す作風で、夕暮れ時の風景をバックに人物や動物、静物を描いている。個展では、青い小鳥を手にのせてほほ笑む女性や曲芸でゾウに乗る少年、鍵を見つめる老人など、独創的な32点が並ぶ。 西宮市から来た主婦 矢野扶裕子（ふゆこ）さん(61)は「黄昏（たそがれ）時の雰囲気が出ていて、心ひかれます」と見入っていた。 「読売新聞」2006年 12月21日（木）掲載記事
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