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「宮崎次郎 絵画と写真」展覧会ポスター

INFORMATION

展覧会「宮崎次郎 絵画と写真」
Exposition de peintures et de photographies de Jiro Miyazaki
古典技法を用いた緻密な画風で、一貫して郷愁や哀愁を意味するポルトガル語「サウダード(Saudade)」をテーマにした油彩画を発表する宮崎次郎。
主なモチーフは、サーカス、夕暮れの情景、玩具、バーなど。人や物・風景のボーダーラインや心の揺らぎを表現してきました。

本展覧会では、主にコラージュを多用した新作絵画と、絵画的手法を駆使した写真を併せてご紹介します。

会場:AYUMI GALLERY
日時:2025年10月25日(土)〜11月4日(火)11:00〜19:00  ※10/30(木)休館
アクセス:〒162-0805 新宿区矢来町114
東京メトロ東西線神楽坂駅より徒歩1分 / 都営大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩10分
オープニングパーティ:10月25日(土) 17:00〜

「宮?侮沽Y 絵画と写真」展覧会チラシ

宮崎次郎 個展「絵画と写真」に寄せて

洋画家 宮崎次郎が贈る、静寂と郷愁の表現。
彼の主題であるポルトガル語の「サウダージ(Saudade)」は、失われた光への憧憬であり、創造の原動力を示します。

長年の探究を経て、油彩の精神性と、コラージュや写真といった新しいメディアが交錯する新たな境界線への挑戦を、この神楽坂の空間でご覧ください。
本展は、作家が自らの表現を深く掘り下げ、芸術の持つ純粋な力を再発見する、静かなる実験の場です。


作家からのご挨拶

この度は、神楽坂という静謐な空間にお運びいただき、心より感謝申し上げます。

長きにわたり、私はポルトガル語の「サウダージ(Saudade)」を主題に絵筆を執ってきました。
これは、昼と夜が交錯する薄明の時、失われたものと、これから生まれるものの境界を探る、私自身の魂の探究です。

既存の発表形式や商業的な側面から一度身を引き、今回は「画家としての原点」に立ち返るべく、この趣ある空間を自ら選びました。

本展「絵画と写真」は、最近のコラージュを用いた絵画作品や絵画的手法を用いて加工した写真など、新たな表現に挑む私的な試みです。
私の内面で今、何が起きているのかを最も正直な形でご覧いただきたいと願っております。

ここにある作品たちは、価格や評価を目的とせず、ただ静かに、観る方お一人お一人の心にある「サウダージ」の感情に語りかけることを願って生まれました。

ご多忙の中、私のささやかなる実験にお付き合いいただけたこと、重ねて御礼申し上げます。この空間が、皆様の心に、静かで豊かな思索の時間をもたらすことができましたなら幸いです。

「サウダージ(懐旧の情)」をテーマに独自の世界観を描きだす画家・宮崎次郎と、
現代詩の先端を歩む詩人・野村喜和夫が書き下ろした詩による異色のコラボレート詩画集。

画/宮崎次郎 詩/野村喜和夫
A5変形 上製本88頁(カラー図版30点)定価 1,800円+税
詩画集 真夜中の朗読会
画家・宮崎次郎と、詩人・高橋睦郎氏によるコラボレート作品。
絵の時は夕暮の時 宮崎次郎へ 高橋睦郎
◆「宮崎次郎洋画展」新作絵画

◆「宮崎次郎 サウダードから時間の堆積へ」 − 西村孝俊 −

◆ 月刊美術2019年1月号 新・現代日本の作家たち「アトリエ写真 No.073 宮崎次郎」

◆「セルフ・ポートレート」
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