希望 ー ESPOIR(エスポワール)
時は過ぎ、世の中の空気は変わっても、変わらないもの、この変わらないものに突き動かされて画家は、藝術家は仕事をする。この変わらぬもの、永遠の息吹の様なものが、絵筆を通して画布(カンバス)に塗り込められて行く。
若き日の屈折した思い、観念的な思索は、恐らくは自然な形で、無駄な部分が削ぎ落された。そうしてその私の内面の余白に、新たな、永遠の生命が盛られて行く。私の描く薄明り、そこには黎明の希望が籠められている。人間の、藝術の、そしてあらゆる誠意ある生命にとってのESPOIR(エスポワール)が。
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大丸神戸店正面
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