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境界、郷愁、哀愁、そして…きょうから大丸神戸店で宮崎次郎展 「希望」をテーマに新作
「サウダード(ポルトガル語で境界、あるいは郷愁、哀愁などの多義語)」という言葉をテーマに作品を創る洋画家、宮崎次郎さんの展覧会がきょう20日(水)から26日(火)まで、大丸神戸店7階美術画廊で開催されます。午後10時〜午後8時。ただし21日(木)〜25日(月)は午後8時30分まで営業。最終日は午後5時閉場。
宮崎次郎さんは1995年、わずか34歳で画壇の登竜門・昭和会賞を受賞。文化庁在外研修員としてのパリ滞在から帰国した後、個展・グループ展を通じて精力的な発表活動を展開し、今ではだれもが認める人気作家の一人です。
作品世界は、昼と夜とが交錯する曖昧な一時に、ボヘミアンがどこからともなく現れ、謎めいた物語を繰り広げる。その現実とも幻想ともつかない情景は、しっかりとした憂愁とノスタルジーを湛えながら見る者に語りかけてきます。
「木馬」 「エスポワール(希望)」をテーマに0号から50号まで新作約30点を展示。 中には月刊美術連載の「巴里の街角で」や画集刊行「宮崎次郎画集(求龍堂)」で発表した作品も含まれています。

「神戸新聞」2006年 12月20日(水)掲載記事
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宮崎次郎